バンコク・スティサンのローカルゴーゴー完全ガイド―観光地では味わえない遊び方

スティサンのローカルゴーゴー「T-DED99」1

バンコクのゴーゴーといえばナナ、パッポン、ソイカウボーイが三大エリアとして知られている。しかし在住者の間で根強い人気を誇るのが、BTSサパンクワイ近くの「スティサン(インタマラ)」と呼ばれる一帯である。

ここにはタイ人向けのローカルゴーゴーが並ぶ。外国人も入店できるが、英語はほとんど通じず、タイ語が求められる場面も少なくない。それでも料金がローカル水準であることが魅力だ。バーファイン、チップ、部屋代をすべて含めてもたったの2,500バーツ。値上げが続くバンコクにおいては破格の水準といえる。

また、キャストの質もレベルが高い。在籍は大箱で200人規模、ピークの21〜22時には20代の若いキャストが揃う。本稿では、そのシステムや料金、雰囲気を詳しく記す。

外国人の姿なき路地に並ぶゴーゴー

ローカルゴーゴーが並ぶスティサン(インタマラ)

BTSサパーンクワイ駅からパホンヨーティン通りを南へ進むと、左手に「Sutthisan Road(ถนนสุทธิสารวินิจฉัย)」が現れる。これが、在住者の間で知られるローカルゴーゴーの集まる通りである。駅から徒歩10分ほど。観光地の華やかさはなく、外国人の姿もほとんど見えない。

ローカルゴーゴーが並ぶスティサン(インタマラ)2

通り沿いには4〜5軒ほどのゴーゴーが点在する。店ごとに規模や雰囲気は異なるが、全体的に派手さはなく、ローカル色が濃い。その中で最も知られ、安定した集客を誇るのが「T-DED 99」だ。

スティサンのローカルゴーゴー「T-DED 99」の外観

T-DED 99

「レインボー」なども名は知られているが持ち帰りはできず、他の店は規模が小さくキャストの数や質も限られる。初めてスティサンのローカルゴーゴーを体験するなら、T-DED 99を訪れるのがもっとも現実的な選択肢となる。

ローカルの名に似合わぬ広さと活気

スティサンのローカルゴーゴー「T-DED 99」の店内

店内は横長に伸びたステージを中心に、両脇を囲むようにボックス席がずらりと並ぶ。奥に進むと両端には10以上のVIPルームが配置され、さらに2階にも複数の個室がある。外観からは想像できない規模感である。

“ローカル”という言葉からは小箱を思い浮かべがちだが、実際には観光地の大箱に劣らぬ広さと活気がある。筆者が訪れた際にはVIPルームを利用する日本人客の姿もあった。

スティサンのローカルゴーゴー「T-DED 99」のVIPルーム

個室のVIPルーム

スティサンのローカルゴーゴー「T-DED 99」の店内2

スティサンのローカルゴーゴー「T-DED 99」の店内3

スティサンのローカルゴーゴー「T-DED 99」の店内4

客層はタイ人が中心であることに変わりはないが、近年は中国人客の増加が顕著である。欧米人やインド人、日本人や韓国人は少数派だ。

在籍200名、幅広いタイプの女の子たち

スティサンのローカルゴーゴー「T-DED 99」のキャスト

ママによれば、T-DED 99の在籍キャスト数は約200名にのぼる。もちろん毎日全員が出勤しているわけではないが、数が数だけに“選べる子がいない”という事態に陥ったことはない。筆者自身、これまで10回以上訪れているが、必ず複数人は惹かれる子を見つけられてきた

年齢層は20代が中心で、観光地の店のように整形が目立つ印象は少ない。ナチュラルで垢抜けていない雰囲気の子もいれば、ギャル系、むっちり、ロリ顔とタイプは実に幅広い。人数の多さがそのまま多様性に直結している。

国籍に関しては、ママは「全員がタイ人」と言うが、実際には体感で6〜7割ほど。他はミャンマー、ラオス、カンボジア出身が混じる。ただし全員がタイ語話者であり、会話に不自由することはまずない。タイ語をある程度操れる客にとっては、選択肢が広がり満足度も高くなる。

一方で、英語が通じるキャストは全体の2割ほどにとどまる。短いフレーズであれば意思疎通できるが、少し込み入った会話となれば翻訳アプリの助けが欠かせない。とはいえ、女の子は総じてノリが良く、擦れた雰囲気はあまりない。英語だけでも互いに理解しようとする姿勢があり、酒が入れば自然とスキンシップを交えながら盛り上がることができる。

スティサンのローカルゴーゴー「T-DED 99」でのキャストとのスキンシップ

ちなみに、女の子の出勤数が最も多い時間帯は21〜22時頃である。可愛い子はすぐに他の客に取られてしまうため、狙うなら早めの来店が望ましい。
また、土日は出勤数そのものが増える傾向にあり、平日よりも選択肢は広がる。

料金システムと遊び方

ローカルゴーゴーは観光客向けゴーゴーとはシステムが異なる。

まず、女の子を横につける場合は1時間150バーツのチャージ料金が発生する

座席はステージ脇の無料ボックス席のほか、個室のVIPルーム(1時間200バーツ)がある。VIPルームは音が比較的静かで会話しやすく、カラオケモニターで音楽を流すことも可能だ。会話に困った際も雰囲気をつくりやすく、使い勝手が良い

スティサンのローカルゴーゴー「T-DED 99」のVIPルーム

VIPルーム。タバコの喫煙も可能

スティサンのローカルゴーゴー「T-DED 99」のメニュー

ビールは各種150バーツ均一、ウイスキーはボトル売りが中心

スティサンのシステムで特徴的なのは、客が注文した酒をそのまま女の子とシェアできる点だ。従来のゴーゴーやカラオケのようにレディースドリンクを別途注文する必要がないため、結果的に酒代が抑えられやすい

メニューにはタイ料理も豊富に揃っており、女の子が空腹を訴えればその場で注文できる。

スティサンのローカルゴーゴー「T-DED 99」のタイ料理

実際の料金の目安を示すと、例えば1時間ほどVIPルームで過ごした場合は以下の通りである。

合計でおよそ1,220バーツとなる。注文する酒の種類や何時間滞在するかによって変動するが、比較的リーズナブルに遊べる。

バーファイン+チップ+やり部屋代は全て含めて2,500バーツ

スティサンのラブホテル

やり部屋

さらに大きな魅力は、バーファイン、ホテル代、チップをすべて含めて2,500バーツでワンナイトが可能な点である。

上記の飲み代とバーファインを合わせても、およそ3,700バーツ前後で満足に楽しめる計算となる。キャストの質や人数を考えれば、コストパフォーマンスは高い。比較すると外国人向けゴーゴーよりも魅力がある。

初心者は経験者と共に

観光客向けのゴーゴーも悪くはないが、料金は高く、何度も通えば新鮮味は薄れる。その点、T-DED 99のようなローカルゴーゴーは、新たな刺激を求める者にとって格好の選択肢である。

とりわけT-DED 99は、ローカルの中でも比較的外国人が遊びやすい店であり、外国人向けの店に飽きた者には一見の価値がある。

ただし、言葉やシステムの面で戸惑う部分は少なくない。初めて足を踏み入れる際には、タイ語に慣れた知人や在住者と同行するのが望ましい。初心者は経験者と共に訪れることで、安心してこの独特の世界を楽しむことができるだろう。

【バンコク夜遊び情報の関連記事】

ライタープロフィール

リーさん
バンコク在住。2017年よりアフィリエイト収益を基盤に移住し、SEO特化WEBライターとして活動。 タイ旅行とホテル情報を中心に発信するタイ旅行ブログ『タイ一択』を運営。 最新の現地情報はX(旧Twitter)Instagramでも発信中。

タグ

[ナイトライフ]ゴーゴーバーの最新記事

コメントを残す

コメントは承認後に公開されます。

入力内容をご確認の上、送信ボタンを押してください。

カテゴリー

Gダイブログ

アーカイブ

月別一覧

年別一覧