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バンコク24時間レストラン 創業80年以上「緑のカオマンガイ」
投稿日 2016.09.29
バンコクにある24時間営業のレストランを紹介する本企画。
これまで3回連載してきましたが、今回は日本人大好きなカオマンガイです!
有名店のすぐそばにある”緑のカオマンガイ”
バンコクでもっとも有名なカオマンガイといえば”ピンクのカオマンガイ”こと、『ガイトーン・プラトゥーナム』でしょう。
店員がピンクのポロシャツを着ていることから、先に触れたニックネームが付けられたのですが、このすぐ近くに”緑のカオマンガイ”と呼ばれるカオマンガイ屋もあるんです。
1932年に創業した『 クアンヘン 』は、ピンクのカオマンガイと同じ通り、ペチャブリー通りに立地しています。
初代の方が亡くなられ、息子さんが継承。
その後、娘さんであるヌットさんが継ぎ、彼女が現在の店主として運営しています。
現オーナーの卓越した商才
彼女がオーナーになり、まず考えたのが強敵であるピンクのカオマンガイのこと。
あれほど大成しているカオマンガイ屋がライバルなだけに、何か手を打たなければならない。
そこで彼女が考案したのが、緑のポリシャツを店のトレードカラーにすることでした。
『ガイトーン・プラトゥーナム』がピンク。
この店の少し西側には”青のカオマンガイ”と呼ばれる、店員が青のポロシャツを着た『MIDNIGHT KAITON』というカオマンガイ屋まである。
なので『クアンヘン』は緑をイメージカラーにしたと言います。
さて、肝心な『クアンヘン』のカオマンガイ。
四六時中、客が入れ換わり立ち替わり来店するだけに、レベルは高い。
ピンクのカオマンガイに匹敵すると言っていいでしょう。
メニューはカオマンガイだけではなくムーサテー(豚の串焼き)、春巻き、苦瓜スープなど、他カオマンガイ屋では見られないメニューも揃えています。
店舗は2つに分かれていて、元々は交差点すぐ近くの、コーヒーを販売している店舗から始まったと言います。
来客数が増えたことにより、東側にある店舗を新築し増席。
それでもランチタイムなどは待たなければならない時間帯もあるほどで、これほど繁盛したものヌットさんの商才が発揮された結果ですね。
ちなみに、お店のロゴを考案したのも彼女だし、皿にロゴを入れるというアイディアも彼女。
皿にロゴを入れたことと、商才が何の関係があるんだとお思いの方!
お客さんがロゴ入りのカオマンガイをスマホで撮り、Instagramで共有すれば、勝手に宣伝になるというわけです。
『クアンヘン』のアイディアはこれらだけではなく、カオマンガイ屋の命ともいうべき「付けダレ(ナムチム)」を瓶詰めにして販売するという商売も始めました。
一般的なカオマンガイ屋だと思いつかないアイディアでしょう。
ライバルに匹敵するカオマンガイ、さらには発想豊かな経営手腕。
創業80年を超えた老舗は、ヌットさんの手によって新たな展開を迎えているようです。
【SHOP DATA】
「クアンヘン(ก่วงเฮง)」
TEL:02-251-8768,086-314-1632,081-811-1372
OPEN:24時間
ADDRESS:932 Petchaburi Road,Ratchateevee,Makkasan,Bangkok 10400 Thailand
PRICE:カオマンガイ40B(大盛り)50B、マラスープ40B、春巻き35B
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