- ホーム
- 企画 & 特集
- [企画]ノンフィクション(体験記・実録コラム)
- パタヤのジェントルマンズクラブのプールパーティーで、人生観が少し変わった話
パタヤのジェントルマンズクラブのプールパーティーで、人生観が少し変わった話
投稿日 2026.03.08

ジェントルマンズクラブのプールパーティー会場にて
先日、パタヤのジェントルマンズクラブで開催されたプールパーティーに行ってきた。
ジェントルマンズクラブとは、「ジーダイアリー」でも何度か記事を書いたことのある、パタヤのローカル夜遊びのひとつである。
先に言ってしまうと、最初は正直「これは記事にならないかもしれない……」と思った。
しかし、実際に足を運んでみて、少しだけ自分の中で変化があった。その小さな感覚の変化を、今回は書き記してみたいと思う。
今回、なぜプールパーティーに行くことになったのかというと、行きつけのジェントルの公式LINEから案内が届いたからだ。なかなかない機会だし、せっかくだから顔を出してみることにした。
2月末。例年よりも早めに暑気入りし、連日30度を超えるパタヤ。あまりにも暑すぎて、とにかくプールに入りたい。とはいえ、住んでいるコンドミニアムのプールは大人気。ファランが芋洗いのように泳いでおり、つい先日なんか非常階段で生着替え中の全裸ファランと出くわすハプニングもあった。
「パタヤらしく、のんびり優雅に過ごしてぇな……」
そんなことを考えていた矢先の案内だった。たまにこういうイベントをやっているのは知っていたが、いつもはなんとなく腰が重い。しかし今回は、暑さに背中を押されるようにして行ってみることにした。
せっかくなので一人で行くのも味気ない。パタヤ在住のオジ友、HN「パタヤでEDさん」(52歳)を誘い、ふたりで向かうことにした。
やってきたのは長期滞在者が多いジョムティエンビーチエリア……のビーチ沿いではなく、セカンドロード近く。高級コンドミニアムというより、ローカルな住宅エリアに近い雰囲気だ。本当にこんな場所でプールパーティーが開催されているのか……?
Googleマップを頼りにどうにか到着。会場はジェントルのグループが運営しているバケーションレンタルで、ホテルとしても利用できるという。会費は無料で、かかるのはドリンク代のみ。さて、どんな世界が広がっているのか。
「……これは?」
中に入った瞬間、思わず声をひそめた。
会場中央のプールでは、4〜5人のファランが女の子もつけずにチャプチャプと浸かっている。おいおい、温泉かよ……。
一方、女の子たちは屋根のあるバーの下で談笑中。ふくよかなオールドレディたちが、まるで井戸端会議のように集まっている。……あれ? 案内写真にあった美女たちはどこへ?
これぞ、最近のパタヤあるある。美女だらけの看板につられて入ってみれば、現実はまったく別物。夜の広告や看板にまで生成AI画像が使われる時代なのだ。
やはり、ジェントルは夜に来るところだ。昼の光は、いろいろと正直すぎる。
正直、これでは記事にならない……。
そんな話をEDさんと交わしながら、しばし会場を観察した。
ちなみにプールパーティーだが、一応屋内スペース(こちらが本来のジェントルマンズクラブ※撮影禁止)もある。暑さに耐えきれず屋内へ移動し、ビリヤードを始めた。するとジェントルマン(客)がぞろぞろと入ってくる。
へえ、意外と客来るんだな……と眺めていると、正面の席に座った一人のファラン(推定50代後半)が目に入った。その両脇には、推定50代・推定60kg以上はありそうなプンプイのレディが水着姿でぴったりと寄り添っている。
おいおい、ファランよ……それでええんか!!
ツッコミを飲み込みつつ観察を続ける。少し酔っているのか、顔を赤らめ、その口元にはかすかな笑みを浮かべている。ファラン……お前、幸せそうだな……。
その後もレディたちと談笑したり、ゲームをしたりと、ずっと幸せそうなファラン。
そのとき、私は思った。
あれ、幸せって、意外と身近なところにあるものなのかな……
パタヤで夜遊びをしたことがあるなら分かる人もいると思うが、パタヤはバンコクに比べると若い美女も少ない。
初めて来て、期待とのギャップに戸惑い、「もういいかな」とそのまま二度と足を運ばない若い旅行者もいる。ここは昔から、良くも悪くも魔窟寄りの街なのだ。
しかし、少し基準を見つめ直せば……見える景色は変わる。
ないものでも、工夫すれば楽しみに変わる。
それが、ジェントルマン。魔窟パタヤの紳士たちの流儀だ。
ちなみにその後も客は増え続け、パーティーはほぼ満員になっていた。きっとみんな暇なんだろう。だが、暇を持て余してジェントルのパーティーに来て、水着のお母さんたちと昼間からビールを飲む。まさにアメージング・パタヤだ。
「俺、これからは薬に頼らずにがんばってみるよ」
隣にいたEDさんが、ぽつりとそうつぶやいた。きっとEDさんも何かを感じ取ったのかもしれない。
皆様もパタヤに来たら、ぜひ参加してみてはいかがだろう。幸せの定義が、ほんの少し変わるかもしれない。
(取材・文:カワノアユミ)
【関連記事】
パタヤ・ジェントルマンズクラブ完全ガイド|カワノアユミが徹底取材!遊び方・料金・おすすめ店






















コメントを残す