バンコクの日本人経営＆日本人常駐ゲストハウス5選

投稿日 2016.10.05

「初めての国だと日本人経営のゲストハウスのほうが安心なんだよね」
タイへ初めて遊びに来た知人がこんなことを言っていました。
日本人経営で、しかも日本人常駐なら、街のことや旅の情報などを聞くこともできるし、なおのこと安心でしょう。
日本人経営ゲストハウスなら、日本人旅行客も多く情報交換にも役立つってもの。
バンコクへ初めて訪れる方、もしくは今後訪れようと思っている方々のために、「日本人経営＆日本人常駐のゲストハウス」を5軒を紹介します！

バンコクの日本人経営ゲストハウス１　『民宿 日出』

ラマ4通りのすぐそばに創業しておよそ20年。
バンコクに訪れる多くのバックパッカーや旅人たちの宿として親しまれている『日出』は、バンコクでもっとも古いゲストハウスです。

創業者の岡本さんはバンコク在住50年以上で、御歳なんと86歳！
ご高齢ではありますが、年齢を感じさせないほどお元気で、宿泊客の方々と談笑している姿をよく見かけます。
『日出』の特徴は、とにかく部屋数が多い！
3階から5階までの階に、ドミトリーからシングル、ツインベッド部屋、トリプル部屋があり、突然の予約でも宿泊できることが多く、旅行者にとって利便性の高いゲストハウスです。

『日出』の1階には広い食堂があり、ここはおすすめ！

めまぐるしく物価が上がるバンコクにおいて、『日出』の日本食メニューは安い!!
ラーメン70バーツ、とんかつデミグラスソース定食100バーツと、数字を間違えてるんじゃないかと目を疑いたくなる値段のオンパレード。

編集部としてさらにおすすめしたいのは、バンコク在住50年以上になる岡本さんのお話しです。
岡本さんは昔、バンコクで置屋を営んでいたという驚きの経歴を持っていて、その話しを聞くだけでも目から鱗が落ちる面白さ！
しかも今でも新しいビジネスに興味を持ち、貪欲なまでにアイディアを考え続け、新しい発想を生み出そうとしています。
岡本さんと会話は良い刺激になるでしょう。

『民宿 日出』への行き方

空港から直接『日出』に来る場合は、Rama4通りの『Rotus』を目指すのがいいでしょう。
タクシー運転手にタイ語で伝えられればいいんですが、難しい場合はゲストハウスに電話をかけて運転手と話してもらったほうがスムーズでしょう。
最寄駅はBTSでとプロンポン駅、MRTだとクロントゥーイ駅です。
駅から徒歩15～20分は覚悟してください。

【DATA】
民宿 日出
TEL：02-633-5557（代表）089-771-0735（日本語OK）
ADDRESS：1179/14-17 soi.manorom rama4 Klongtoey Klongtan Bangkok 10110 Bangkok
予約受付け：http://www.minshuku-hide.com/reserved.php
Webサイト：http://www.minshuku-hide.com/top.html

バンコクの日本人経営ゲストハウス2　『EZ STAY BANGKOK』

ロンポーマンション内にある『EZ STAY BANGKOK』

先に紹介した『民宿 日出』から徒歩圏内にあるのが『EZ STAY BANGKOK』。
日本人が多く居住していると言われるロンポーマンション内の一室を利用しています。
日本人経営ゲストハウスの中では長い年数で、オープンは2012年7月。
オーナーは世界一周の経験があり、彼の話を聞く目的で宿泊する旅行者も多いと言います。

宿泊客が利用できる共有スペース

Gダイアリーも数冊ありました！

「うちはロンポーマンションと提携しているため、マンションの一室を使わせてもらうことができているんです。マンションなのでエレベーターもあり、たくさん荷物を持っている旅行者には便利でしょう」

オーナーさんが話してくれた『EZ STAY BANGKOK』の利点はこれだけではなく、チェックアウト後の利便性もあるんです。

「チェックアウト時間は12時ですが、ロビーにカバンを置いてもらえれば、シャワーを使ってもいいですし、ロビーでくつろいでもらってもいい。深夜便のフライトだと時間を持て余すことが多いので、こういったシステムにしたんです」

さすが世界一周を旅しただけあり、旅行者目線の利便性！
チェックアウト後もゲストハウス内でゆっくりできるのはありがたい。

『EZ STAY BANGKOK』の価格

室内には無料Wifi、自由に使えるPCが一台設置。
部屋数は男性用ドミトリー（6名）と、女性用ドミトリー（4名）の2タイプです。
1泊 だと600バーツ、2泊 500バーツ／日 、3泊 400バーツ／日 。
長期滞在の場合、料金はご相談に乗ってくれるとのことです。

白を基調としたドミトリールーム

『EZ STAY BANGKOK』への行き方

スワンナプーム空港からタクシーで向かうなら、以下画像を運転手に見せてください。
※EZ STAY BANGKOK公式サイトより

ドンムアン空港からタクシーで向かうなら、以下画像を運転手に見せてください。
※EZ STAY BANGKOK公式サイトより

『EZ STAY BANGKOK』はハノイとホーチミンでも姉妹ゲストハウスを運営しています。
各運営者はローカル情報をたくさん持っているので、ガイドブックに載っていない場所を教えてもらえるかもです。

EZ STAY Hanoi
TEL:(+84)1687-697-669（ベトナム国外から）
Web:www.ezstayhanoi.com

EZ STAY Saigon
TEL:(+84)9168-263-45
Web:www.ezstaysaigon.com

なお、『EZ STAY BANGKOK』は2016年9月30日～11月6日までお休みだそうです。
ご予約の際はお気を付け下さい。

【DATA】
EZ STAY BANGKOK
TEL：090-986-1564
ADDRESS：Room No.437 Rompo Mansion, 115Rimtangrodfaisaipaknam Road, Khlong Toei, Bangkok 10110
E-mail：ezstaybangkok@gmail.com
Webサイト：http://ezstaybangkok.com/

バンコクの日本人経営ゲストハウス5　『JP GUEST HOUSE』

今回取り上げるゲストハウスの中では、もっとも駅から近いゲストハウスです。
最寄駅はBTSプロンポン駅。
駅から歩いて2分ほど、スクンビット・ソイ24/1の奥に『JP GUEST HOUSE 』があります。

周辺がネオンでキラキラなので、見つけにくい方もおられるようです

広い共有スペース

オープンしたのは2014年5月。
運営している漆原さんは10年ほど前からバンコクに旅行で来ていたそうです。

「もともとここは民家で、住んでおられたタイ人女性の方と懇意になったのがそもそもの始まりでした」

漆原さんがほとんど常駐しています

タイ人女性は高齢ということもあり、2013年末で契約が切れるこの家を手放し、ご子息と暮らすことになったそうです。
そのとき、漆原さんはたまたま旅行でバンコクに滞在。
ゲストハウス運営に興味があった漆原さんは、タイ人女性からこの民家を売ってもらい、『JP GUESTHOUSE』として運営を始めたと言います。

『JP GUESTHOUSE』の価格

男性用ドミトリーが6ベッド、女性用ドミトリーが4ベッド。
1泊700バーツ、2泊600バーツ／日 、3泊500バーツ／日 、5泊以上が450バーツ／日 です。
シングル部屋は8部屋あり、1泊1,000バーツ、2泊860バーツ／日、3泊750バーツ／日、7泊で650バーツ／日という価格になります。
2週間以上の滞在だとさらにお安くなるそうです。

シングルルームです

女性用ドミトリールームには4つのベッド

『JP GUEST HOUSE』への行き方

BTSプロンポン駅4番出口が最寄り。
階段を降りスクンビット・ソイ24/1まで行き、通りを50メートルほど進んだ右手にあります。

『JP GUESTHOUSE』の利点は、なにより立地でしょう。
駅から徒歩2分、しかもプロンポン駅といえばバンコクの中心地。
１つ隣のアソーク駅へ行けば地下鉄のMRTスクンビット駅に連絡し、どこへ行くにも便利な立地条件です。
この利便さは、今回紹介するゲストハウスの中でも一番だと思います。

【DATA】
JP GUESTHOUSE
TEL：093-007-2178
ADDRESS：6/14 Sukhumvit Soi 24/1 Khlong toey Bangkok 10110
Webサイト：http://jpguesthouse.jimdo.com/

バンコクの日本人経営ゲストハウス4　『SUICA HOUSE』

SUICA HOUSEは『どんちゃん』の2階

2015年5月、オンヌットに誕生した『SUICA HOUSE』。
現在の運営者である西村さんは、今年の6月に創業した方から受け継いだと言います。

「世界一周の旅へ出ようとバンコクへ来てSUICA HOUSEに宿泊したら、オーナーの方から『ここを運営しないか？』と言われたのがきっかけだったんです」

SUICA HOUSEのオーナー西村さん

その後、東南アジア諸国を巡ったのち、創業者から引き継ぎ二代目『SUICA HOUSE』のオーナーとなりました。
1階は日本人が経営するサッポロラーメン『どんちゃん』。
ゲストハウスの看板は出ていないので、『どんちゃん』を目指しましょう。
ちなみに私は、てっきり看板が出ていると思って伺ったので、どこだか分からなくなってしまい、付近を徘徊。
近くのバイタクの運転手に聞いて見つけられました。
サッポロラーメン『どんちゃん』を目印に！

『SUICA HOUSE』の価格

館内には男性用ドミトリー（6ベッド）、女性用ドミトリー（6ベッド）、シングル1室が設けられ、
ドミトリーは1泊480バーツ、2～3泊380バーツ、4泊以上350バーツ。
2人以上でのご利用だと20バーツオフになります。
個室（シングル）は1人800バーツ、2人（一部屋）1,000バーツです。

ドミトリールーム

ベッドが2つある個室

宿泊客がくつろげる共同スペースです

旅行者が置いていった本で情報収集

『SUICA HOUSE』への行き方

スワンナプーム空港やドンムアン空港からタクシーで向かう場合は、以下のタイ語を見せれば分かるでしょう。
※タイ語は公式サイトより

For taxi: ไปซอยสุขุมวิท 77 (ถ. อ่อนนุช) จอดหน้าบิ๊กซี หรือฝั่งตรงข้าม

BTSオンヌット駅からは、1番出口を降りてオンヌット通りまで出て、北上します。
1分ほど歩くと右手に『BIG-C』、左手に紫色の看板の歯医者が見えてきますので、そこを左折。
50メートルほど先の左手にサッポロラーメン『どんちゃん』が現れます。

運営者の西村さんが30歳ということもあり、宿泊者も20代から30代の方が多く占めているようです。
共有スペースでは旅行者が集まり、情報を共有する時間に使っているとか。
このスペースでは北タイで作られている藍染の洋服も販売しています。
藍染の購入だけで来館するのもいいそうです！

藍染の洋服は250バーツ～

【DATA】
SUICA HOUSE
TEL：063-854-4724
ADDRESS：233/8onnut soi1 phra khanong-nua bangkok 10110
Webサイト：http://suicaguesthouse.com/

バンコクの日本人経営ゲストハウス5　『Bspace ONE』

『Bspace ONE』に常駐しているチエさん

最後に紹介する日本人経営ゲストハウスは、スクンビット・ソイ39です。
ソイ39といえば在住日本人が多いことで知られるエリアなので、取材するまでこの通りにゲストハウスがあることを知りませんでした。
2016年にオープンしたばかりなので、内装や部屋がキレイ！
しかもテレビやエアコン、バスルームが装備されているスタジオルームがあったり、1階にはキッチン、ミーティングルームまである充実っぷり！
ミーティングスペースはコワーキングスペースとしても使えるそうです。

『Bspace ONE』に常駐している日本人は、チエさん。
彼女はボディージュエリー教室を開き教えたりしている他、脱毛などエステも施せるんです！

「脱毛はワックスか光脱毛が選べるんです。脱毛は男性でもOK！　お尻や股間周辺のムダ毛脱毛も受け付けています」

日本人が常駐しているうえ、ムダ毛処理も受けられる宿泊施設はバンコクでココだけでしょう！

『Bspace ONE』の価格

キングベッドがあるスタジオルームは1泊1,000バーツ。
2ベッドルームがあるスタジオルーム（5名まで宿泊可）は1泊2,000バーツ。
シングルベッドが2つある部屋は1,000バーツ。
3階にあるドミトリーは1泊350バーツです。

『Bspace ONE』はミーティングルームがあるだけではなく、屋外スペースもあり、ここでBBQも出来るそうです！
ちなみにBBQセットもあります。
旅行者同士でBBQとか、楽しいだろうなぁ。

『Bspace ONE』への行き方

最寄駅はBTSプロンポン駅です。
スクンビット・ソイ39の入口で、シーローという軽トラの荷台を改造した乗り合いタクシーを利用するのが便利でしょう。
コレに乗ってソイ39を真っ直ぐ。
信号がある三叉路の交差点で降りて、左に入ったところに立地しています。

予約はチエさんに電話、もしくはメールアドレスでも受け付けていますが、Facebook経由でも受け付けているそうですよ！

【DATA】
Bspace ONE
TEL：092-260-0037（チエ）
ADDRESS：51/4 Sukhumvit 39(Promphong),Klongton
nuea,Wattana,Bangkok,Thailand 10110
E-mail：nyanconeco@icloud.com（チエ）
Facebook：https://www.facebook.com/Bspace-One-477850085725483/?fref=ts

旅の目的とバンコクでの予定に合わせて

今回取り上げた5軒は、立地条件や雰囲気など、それぞれのゲストハウスで個性や特徴を押しだしています。
なにより、日本人スタッフが常駐していることは、タイ語が話せない旅行者にとって心強い味方。
しかも、地域に密着してゲストハウスを運営している彼らは、ネットにも出ていないレアな情報を持っているでしょう。
周辺の美味しいタイ料理屋などは、彼らに聞くのが一番！

旅の目的、バンコクでの行動予定などに合わせ、日本人経営のゲストハウスを選んでください！
よい旅を!!

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