酔狂ナイトマーケットVol.9 泥酔して指名したテーメー嬢のメイという女〜

投稿日 2021.05.14


コロナ感染者の拡大により、バンコクでは店内飲食が5月1日より禁止になった。
5月9日で解除と言われていたので、『テーメーカフェ』で酒が飲めるぞと首を長くして待っていた。
ところがである。
飲食店など30もの業種に規制がかけられているにも関わらず、新規感染者数は横ばい。
タイ政府は5月7日、規制を5月17日まで延長すると決定した。
週末は『テーメーカフェ』で飲んだくれ、お気に入りを連れ出しするという私の計画は音を立てて崩れていく。
私の気分は最底辺。
安月給で身分も最底辺なので、ダブル最底辺と表現するのが適切だろう。
こうなったら家で飲んだくれてやろう。
近所のセブンイレブンで安ウィスキーとソーダを仕入れ、狭い部屋で独り酒。
ちびりちびりと飲んでいると、コロナ感染拡大のきっかけであるトンローの高級カラオケクラブやコヨーテクラブだったことを思い出し、無性に腹が立ってきた。

お前ら、なにしとるんや!
わしはなぁ、安月給で月に一度の『テーメーカフェ』だけを生き甲斐にして日々を過ごしておるんや!

私の『テーメーカフェ』に行けなくなった八つ当たりは遂には梨●大使にも向けられ、苛立ちのあまり酒が進む進む。
気づいたらボトルの半分を飲み干していた。
泥酔である。
しかし、なぜか私の肉棒はギンギン。
どうにもおさまらないので自慰にでも耽ろうかと思ったが、人肌が恋しい。
私はよろりと立ち上がった。
パンツからはみ出た陰茎を納め、服を着用。
よろよろと向かったのは『テーメーカフェ』だった。

ロックダウン中のテーメーカフェ


前回同様、『テーメーカフェ』は一時休業しているため、テーメー嬢たちは店舗前に並び男を誘っている。
嬢の人数はざっと見たところ20名ほど。
ほとんどが私と目を合わせ微笑んでくる、プロテーメー嬢ばかりだ。
私好みの素人っぽい子がいないか酔眼を刮目し嬢を品定めていく。
一人の嬢に視線がとまった。
マスクを付けているため目から上しか見えないが、なにやら素人っぽい雰囲気。
きっと素人ではないだろうけど、素人っぽければよろしい。
値段を聞くと2,000バーツと相場の価格を提示してきた。
私は彼女を指名し、酔いでふらつく千鳥足で上階の部屋へと向かった。

乳首舐めでスイッチオン


「私普段はDAISOで働いているの」

メイと名乗る彼女は日中、DAISOで働いているという。
DAISOとは日本の「ダイソー」と同じで、タイでは60バーツ均一のものを売っている店舗である。
昼間はそこで働き、夜はテーメー嬢として輝かしい活躍をしているのだ。
年齢は23歳。
小柄で日本人好みしそうな顔つきだ。
部屋へ入ると彼女はすぐさま服を脱ぎ始めた。
背中と腕にしっかりとタトゥーが刻み込まれている。
これだけのタトゥーが彫られたテーメー嬢は初めてかもしれない。
彼女がシャワー室へ入ったことを確認すると、私はすかさずスマホをキャッチ。
シャワーを浴びているところを盗撮するという、私の悪趣味が発動したのである。
私もシャワーを浴び終えると、ベッドへ仰向けになった。

「うわぁ、大きいねぇ」

ピンコ勃ちになった私の愚息にゴムのお帽子を被せながら彼女は言う。
飲み過ぎているとはいえ、立派に反り勃っている我が息子を誇りに思いたい。
50歳近くになってもこれだけの勃起力があるなら、70歳になっても現役でテーメー嬢にぶち込めるのではないだろうか。
飲み過ぎた私の脳内は、訳の分からないことを思考し始めているが、そんな私のことなど構うことなくメイは乳首を舐め始めた。
何を隠そう私は乳首が性感帯で、舐めテクニックがある嬢に当たると、愚息からカウパー液がどろどろと流れ出るほどの敏感っぷりを発揮する。
この日、大量のアルコールが私の羞恥心を溶かし始め、カウパー液だけではなく喘ぎ声まで披露する羽目になった。

愚息に異変が生じた

ギンギンである。
つい数十分前まで『テーメーカフェ』という安らぎの場が再開されないことに噴飯していたのが嘘のようにギンギンなのだ。
梨●大使よ、君のことはもう許してやろう。
エクスタシーに侵され始めた私は、寛大な御心に包まれて始めている。
ゴム帽子をしっかりと被った私の愚息は、メイの秘部を目指す。
いや、その前に貝を舐めておこう。
アルコールでイカれた私の思考回路は、クンニへのハードルを極限にまで下げてしまっていた。
薄毛の割れ目へと顔を近づけ、舌先を這わせる。
うんまい!
前回のテーメー嬢とはクンニを仕掛けていないので、数ヶ月ぶりの貝料理である。
ウィスキーがあればいつでも舐め続けられるに違いない。
貝汁で満たされた割れ目を確認し、私はゴム帽子を被った愚息をゆっくり挿れていく。
秘部の温かみを愚息で感じ、さらなる快楽の波が押し寄せてくる。
挿入感を楽しみながらのじっくりとしたピストン運動から始め、次第にスピードアップ。
激しい腰使いを繰り広げ、子宮を攻撃していく。
数分もの間ピストン運動で攻撃していたら、とあることに気付いた。
早漏である私の愚息が、まったく予兆を感じない。
ウィスキーの飲み過ぎが祟り、遅漏と化しているのだ!
この調子だと噴火の気配がないと感じ、体勢をバックに変えた。
「パチン!パチン!」と音が発するほど秘部の奥まで愚息を何度も突き刺していく。

梨●大使よ、許してやろう

両手でケツを広げアナルを凝視した。
黒い菊紋はひくひくと動き、まるで別生物のような様相を呈している。
普段の私なら、こういったアナルを見ただけで興奮し早漏に拍車をかけるのだが、この日は違った。
迫り上がってくる気配がまったくないのだ。
危機感が迫る。
いつもなら「すぐに逝ってしまいそう」という種のものだが、今回は「逝けなさそう」という危機感である。
私は「フィニッシュ体位」である正常位に戻した。
最高速度で愚息を何度も突き刺していく。
しかし、愚息がファイナルを迎えそうな気配がまったくない。
事前に呷ったウィスキーと激しいピストンにより、私の体力は次第に減退。
数分後、ついに根を上げた。
彼女の秘部から肉棒を抜き、天を仰いだ。
心臓が激しく鼓動し、血液を全身へと巡らせていく。
アラフィフの男が、ウィスキーを大量に呷り挑んだセックス。
撃沈である。
月に一度しか楽しめないテーメー嬢との合戦で、最後まで辿り着けなかった悔しさが込み上げてくる。
激しい呼吸をしながら天井を見つめていると、憎しみがまたまた込み上げてきた。
梨●のせいで私は今宵飲み過ぎたのである。
今日のプレイ代でも請求してやろうかとそんな謀略を思案していると、メイが私の愚息に手を添えた。

「お酒飲み過ぎたんでしょう?」

そのことを見抜けたのは、きっと私が酒臭かったからだろう。
私はこくりと頷く。
そんな私を見た彼女はゴム帽子を取り、愚息をしごき始めた。
手で逝かせようという心意気だった。
私は一点を見つめながら、意識を集中。
1分ほど経つと異変が起きた。
あれほど頑なに最終局面の予兆がなかった愚息が、反応し始めたのだ。
それからさらに1分後。
メイの手コキにより、私の白濁は自身の腹にぶちまけられた。
エクスタシーを迎えられた安堵感で、私はふたたび寛大な御心で包まれていく。

梨●くんよ、やっぱり許してやるよ。
(田中ロッブリー)

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