バンコク・エロ街エレジ―~第4回:今日“やばい”マッサージ店に逢った!

投稿日 2022.08.01

連載が滞ってしまっている当コーナー。
“タイトルに見合った”ネタ探しに四苦八苦しているわたくしジン・アタルは、或る日意外な人物から情報を頂いた。
ジーダイの若き営業マンであるプラザ・ナナオ君だ。
「スクンビット24の普通のマッサージ屋さんが、是非マッサージを体験してほしいって言ってます。俺、忙しいからジンさんお願いします」とキタ。

普通のマッサージ店がジーダイに依頼だと?
さらにナナオ君はこうも念を押してきた。
「エロは一切無しで、施術者も普通の方らしいですよ」
それでバンコク・風俗サイトの元祖、本家のジーダイに「体験せよ」ってミョウチクリンな依頼だが、ひとまずナナオ君のご厚意に殉じて行動することにしよう。

その衝撃はハンパなかった!

まどろっこしい説明は抜きにして、結論から先にお伝えしておこう。
この度取材依頼を受けた、スクンビット24の「スプリングマッサージ&スパ」さんが提供する「スプリング・シグネチャー・コース」は、俺の四半世紀にわたる東南アジア放蕩歴の中で、
「ヌキ無しリラクゼーション」においては比類なきダントツのナンバーワンだった!
「回春マッサージ」「タントラマッサージ」「前立腺マッサージ+睾丸マッサージ」「コスプレ・マッサージ」(笑)など、男の精力回復させるべくあの手この手のセクシャルマッサージがこの世に存在するが、スプリングマッサージさんの「スプリング・シグネチャー・コース」を受けてしまった以上、これまでの同系マッサージ体験の効果は無きに等しいものになってしまったほどだ!
しかもヌキ無しデアル!!
到底アリエナイ話だが、これは現実でアリマス!!!

医療マッサでもエロ・マッサでもない?

スプリングマッサージさんは、BTSプロンポン駅下車の後、スクンビット・ソイ24を入ってから徒歩5分。ソイ24の入口とソイ22との合流地点の中間あたりに位置する。
この周辺には普通のタイマッサージ店が数件軒を連ねていたような記憶があるが、コロナ禍でほとんど閉店していた。
スプリングマッサージさんが現在も生き残っていらっしゃるには、確固たる理由があるのだろうと自分で自分の胸の高鳴りを促しながら入店してみた。

物腰の柔らかいタイ人男性オーナーさんに出迎えて頂き、本日の体験コース「スプリング・シグネチャー・コース」を簡単に説明して頂いた。
恐ろしく流暢な英語に圧倒されたこともあるが、俺の理解力や想像力がタリナイからなのか、説明を聞いてもよくわからん・・・。

「医療マッサージでもエロティック・マッサージでもありません」
「セラピストは特別なレッスンを受けてはいますが、決してセクシー美女ではありません」
「施術内容や効果をメニューに明記していないのは、エロ目的のお客様に来てもらっては困るからです」
「射精へと導くことは致しません。エロティック・マッサージではありませんから」
「間違いなく、あなたを元気ハツラツにしてみせるマッサージです。お約束します」
「中国式でもインド式でもなく、タイ式精力回復マッサージです」

ありえないこと、はじめっから論理矛盾が当たり前のようにまかり通る世の中になってきたとはいえ、説明を受ければ受けるほどクエスチョンマークばかりが増えていき、この時点ではどちらかと言うと気分は精力減退気味(笑)

誤爆の心配は無さそうだが・・・

キツネにつままれた様な気分で施術室に入ると、タイマッサージ用にデコレートしたような診察台ベッドがひとつ。
奥にはエロマッサージ店と同タイプのシャワーが一機備え付けられているが、エロイ雰囲気もまったり感も全くなく、セラピストというよりも聴診器を首からかけたベテランの女医さんでもやって来るような雰囲気(笑)
セルフシャワーを終えた頃に、大きめのマスクとシンプルな施術用ユニを身に付けた女性セラピストさんがご登場。
年の頃40代半ばの方であり、セラピストというよりも介護士さんって感じ(笑)
う~ん、大変失礼ながらも、この雰囲気の方ならば、俺の唯一の不安材料である「誤爆」は無いだろう!
いや、そもそもエロマッサ、性感マッサではないらしいので誤爆があるはずもない!?

性感部徹底いたわりマッサージ

施術内容は、うつ伏せ→四つん這い→仰向けの順に3つの体位で行われたが、詳しく書いていくと超ロングコラムになってしまうので、以降箇条書きにて失礼する。
うつ伏せ、四つん這い、仰向け、3パターンの体位において、オイル、ホットストーン、ホットポット(薬草等を入れた小さな容器を布で包んで温めたもの)の「三種の施術品」によるマッサージが施される。

うつ伏せ状態なら背中、四つ這い状態ならお尻と太腿、仰向けなら胸部や腹部からマッサージはスタート。
やがて「三種の施術品」は愚息、鼠径部を含む愚息周辺、そしてアナルにもじっくり丁寧にあてがわれるのでセンシュアルというよりも強烈にあったかくてキモチイーーーーーー!

特に四つん這い状態でのアナルへの施術は飛び上がらんばかりの快感だ。
菊門の皺をひとつひとつ伸ばしていくような局部オイルマッサージの後にじわ~とホットストーン(ホットポット?どっちだ??)が当てられ続けると、現実場面ではまず味わえないような別次元での快感がやってくる。
エロマッサ店のアナル攻めよりも俺はシビレタ!
攻めではなくて“いたわり”の術ともいうべきか。
しかしながら、この四つん這い状態での執拗なアナル・リラクゼーションの後、たっぷりオイルで腹部と愚息をほぼ同時に両手で包み込むようなマッサージにはイキそうになってしまった。
慌ててセラピストさんのマジックハンドを制したところ、「オーケー、オーケー、リラックス、リラックス」と笑顔の対応(笑)

M字開脚状態でドタマお花畑!

仰向けマッサージは、ほとんどM字開脚状態で行われるので結構恥かしい(笑)
愚息や玉袋にホットストーンをあてられるなんて人生初体験!
愚息をチラ見したら“ご立派な状態”になってはいたが、不思議と射精願望はやってこない!
初めて前立腺マッサージを受けた時は、野獣の様に咆哮しながらぶっ放したい欲望に駆られたものだが、こちらはマジで素っ裸のままでモンシロチョウと一緒にお花畑を飛び跳ねたい気分だ。
まさに「アタマ、お花咲いちゃってる状態」だ!
その後はまたまた「局部&腹部たっぷりオイルマッサージ」。
途中でセラピストさんの手は愚息のみを取り扱うが、不思議とエロくないのだ。
「大きくなあれ」とばかりに膨張を促す様な緩やかな優しい手技だ。
実はM字開脚状態よりも恥ずかしかったのは、セラピストさんにティッシュで何度も愚息の先を拭われること。
カウパー液(ガマン汁)出まくりだったようなのだ。
個人的にはここまでの垂れ流し状態は近年稀でアリマス。

ドライ・オルガスムス!?

と、ある瞬間、今まで体験したことのない感覚が、愚息の竿部分を両手でなぞり上げられている時にやって来た。
後頭部の神経を軽く殴打されたというか、「ビクンッ!」という弱い電気ショックの様な衝動である。
思わず頭をのけ反らせてしまった!
「なんだ、この衝撃は・・・」。
よく分からないが、ひょっとしてこれがドライ・オルガスムス(射精無しの絶頂)ってヤツなのか?
その余韻は気持ち良いというよりも覚醒感に近い。

それにしてもこのセラピストさんの手技はタダモノではない。
終始2~3人からマッサージされているような錯覚を覚えるほど、瞬時に流麗で多彩な手技の連続が出来るのだ。
ホットストーンやホットポットの適度な温かい刺激は、やがて女性に身体を密着されているような気分になってくるので、ストーンやポットの当て方、当てるべき位置なども熟知しているのだろう。
また施術時間中にいつでも温かい状態で使用出来るよう、室内では常に未使用のストーンとポットが電熱器で温め続けられており、温める水分が沸騰する毎に立ち上がる蒸気の音が実に心地いい!
下手なBGMよりはるかにリラクゼーション効果のあるサウンドだ。

大噴火に朝立ち

90分間にわたって、全身の性欲のツボをご丁寧に呼び覚まして頂き、これ以上ないほど愚息とアナルをいたわって頂いた後、その気分は「サウナから出て30分ほど夜風に吹かれてサバイサバイ」している様な感じ。
視界が異常に良好になってはいるが、特に“ヤリテ-ーーー”って気分ではない。
バイアグラ的な“意志とは関係無しの局部的性欲”も湧いては来ない。
確かにお店のオーナーが仰っていたように、医療マッサージでもエロティック・マッサージでもなさそうだ。
だが下半身で“何かがふつふつ沸き上がり始めている”感じは、決して錯覚ではないだろう。
その種の効果をすぐに実感したがるのが男の性なので(笑)、善は急げ!とばかりにいきつけの某エロマッサージ店へ突入だ!

いやはや何とも、エロマッサ店のバスタブの中で、“普通の口撃”を受けただけであっさり大噴火してしまった!
あまりの噴火量の多さに、お相手して下さったお嬢さんもビックリ!
「アナタ、イチネンブリ?」って言われちゃったほどだった。
その後、絶えて久しかった2回戦目も無事完了させることが出来たのだ!

しかし驚きはそれだけに留まらなかった。
それから約三週間、毎朝必ず“アサダチ君”状態になるのだ!
アラフィフ・オヤジには到底アリエナイ事態になったのだ。
恐るべきスプリング・マッサージさんの「スプリング・シグネチャー」。
今回ばかりは「エロ街エレジー」なんて黄昏れている場合ではなく、「エロ街エレクチオン(勃起)」であった!

(※コラム内で使用した施術写真は、スプリングマッサージさんのウェブサイトより転用したイメージ写真です)
【注意】「スプリング・シグネチャー・コース」は要電話予約!

スプリングマッサージ&スパはこちら


住所:21/2 Sukhumvit 24 Alley, Khlong Tan, Khlong Toei, Bangkok 10110
電話:06-1123-6915
Website:http://s-bkk.com/
営業時間:12:30~22:30
地図:

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