夜遊びだけのタイ旅行が終わりだと…?今どきの若者が求めるバンコク旅を徹底調査!
投稿日 2025.07.27
前回、人のいないタニヤを目の当たりにして「タイの夜遊びはもうオワコンなのか…」という記事を書いたカワノです。
確かに、一昔前に比べると円安・バーツ高に加え、タイ国内の物価上昇もあり、夜遊びがしづらくなっているのは事実だろう。
…が、ふとバンコクの街中を歩いてみると、意外と日本人観光客を見かける。しかも…みんな若い。農協の買春ツアーのような“おじメンツ”ではなく、20代を中心とした若者がやたら目につくのだ。
実は先日、旅行関係者からこんな話を聞いた。
「昔は“ハメを外す”のが旅の醍醐味でしたが、今は現地の文化に触れたり、リトリートで心と体を癒やしたり。“自分を高める旅”を求める若者が増えています」
…はぁ。“リトリート”ってなんぞ?と思ったことはさておき、どうやら今どきの若者たちは夜遊びにはあまり興味を示さない様子。自称“GダイZ世代”の私としては、なんとも寂しい現実ですが。
では、今どきの若者たちはタイで何をしているのか?我々、夜遊び旅世代にも参考になるかもしれない!?“最新・タイ旅行の過ごし方”を深掘りしてみた。
目次
エロい店にはもう行かない!?若者がタイに求めている旅とは
おしゃれカフェ&スイーツ巡り
バンコクは今や“東南アジアのカフェ最前線”。我々世代には立ちんぼのイメージが拭えないヤワラート(ソイナナ)の古民家カフェ、トンローの高級カフェ、韓国風インテリアのカフェにはSNS投稿目的で“カフェ活”に熱を入れる若者の姿が。また、シャングリ・ラやマンダリン・オリエンタルなどの高級ホテルでは、チャオプラヤー川を眺めながらのアフタヌーンティーが女性からの人気を集めている。
ナイトマーケット探索
「夜=夜遊び」ではなく、今や「夜=マーケット」が今どきの若者の定番。ジョッドフェアーズラチャダーは屋台グルメや古着、雑貨、ハンドメイドグッズなどが売られており、お土産探しにもぴったり。ライブ演奏や屋外バーも楽しめるのも魅力。
フローティングマーケット&ローカル郊外体験
バンコク郊外のフローティングマーケットを訪れてローカルな暮らしに触れる。また、バンコク中心部から北西へ約30キロに位置するノンタブリー県の「クレット島」では、レンタサイクルでのんびり島を一周しながら、地元のマーケットや伝統工芸品の店を巡る。都会の喧騒とは一味違う、のどかで素朴なバンコクを味わう。
朝活を楽しむ
バンコクでは朝活の人気も高まっている。ルンピニー公園を散歩し、朝屋台ではジョークとパートンコー(揚げパン)が定番メニュー。静かな寺院で托鉢の風景を見学するなど、バンコクの“素顔”に触れられるのも良いのだそう。
歴史とアートに触れる
バンコク旅行の定番である寺院観光は、若者の間でも人気!ワット・パクナムのエメラルド色の天井画やワット・アルンの装飾美は“フォトジェニックなスポット”として話題。バンコク芸術文化センター(BACC)では、現代アートをゆったり楽しめるカフェ併設型ギャラリーもあり、アート好き・静かな時間を過ごしたい層にも支持されている。
ローカル街歩き
いわゆる観光地ではなく、住宅街などを歩いて日常に触れる“ゆる街歩き”が若者の間で流行中。プロムポンのローカル市場やアーリーの屋台では、現地の人と同じ空気を感じながら食事や買い物が楽しめる。ガイドブックに載っていない“リアルなバンコク”を発見する旅が人気なのだ。
リモートワークを楽しむ
バンコクは、アジアでも指折りのリモートワーク先としても注目されている。高速Wi-Fi・電源完備のコワーキングスペースが多数あり、ノマドワーカーや長期滞在者にとっても快適な環境だ。カフェやホテルのラウンジでPCを広げて仕事をし、午後はマーケットやマッサージでリフレッシュするなど、“ワークライフミックス”を求める若者も。
夜遊びは…?
ちなみに今どきの若者の夜遊び事情はというと、ゴーゴーで1杯だけ飲んで雰囲気を楽しむ。女の子と遊びたくなったらクラブでナンパ、または比較的リーズナブルなテーメーカフェに行くのだそう。
カワノの滞在中の過ごし方とは?
“今どきの若者たちのタイでの過ごし方”を書いてみましたが、皆さんはいかがでしたでしょう?私はというと…リモートワーク以外は、まったく若者のトレンドとは被っていませんね!
カワノのパタヤ・1日スケジュールはこんな感じ。
- AM10起床。
- AM11近所のカフェへ。朝から固形物は食べられないので、一番安いコーヒー(50バーツ)をすすりながら仕事開始。
- PM01仕事終了。ブランチへ。最近はシズラーのクーポン利用で159バーツのサラダバーがお気に入り。
- PM02120バーツのマッサージへ。
- PM04ブッカオにある140バーツのジムで汗を流す。運動前にコンビニでバナナを買ってエネルギー補給。
- PM06夕食。激安ステーキ屋で50バーツのチキンステーキ。知り合いと飲むときは宅飲みか日本食に行くことも。
- PM09友達と飲むか、1人のときはサードロード周辺の激安バービアかジェントルへ。50バーツのセンソムソーダを飲んでビリヤードを楽しむ。
- PM10帰宅後、家の下の屋台で鶏串(10バーツ)をつまむ。
…沈没ファランじゃねぇか!1日の出費はだいたい500~700バーツ程度。ちょっと贅沢して日本食屋に行っても、1,000バーツは滅多に超えません。
若者たちはバンコクで新しいカルチャーやスポットを満喫していることでしょう。でも、昼の過ごし方も夜の遊び方も、それぞれのスタイルで楽しめるのがタイの魅力!次にバンコクに行ったときは、私も“若者旅”にチャレンジしてみましょうかね…!?
プロフィール
カワノアユミ
ジーダイアリー2012年にて“とんぼ”名義でライターデビュー。
現在、タイと日本を往復しながら夜の街ライターとして活動。
X:@ayumikawano
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