カワノアユミが調査! パタヤ・シン魔窟最強決定戦
投稿日 2025.03.25

※トップの写真と魔窟は一切、関係ありません
パタヤには「魔窟」と呼ばれるエリアがいくつか存在する。かつてはソイ6がその代表格とされていたが、現在ではパタヤのトップクラスのエリアとなった。
また、数年前にはソイ・チャイヤプーンも魔窟の一つとされていたが、ジェントルマンズクラブの増加に伴い、雰囲気が変わりつつある。そこで、パタヤ調査隊のカワノアユミが最新の魔窟事情を調査してみました!
パタヤ・シン魔窟最強決定戦
そもそも「魔窟」とはどういう意味なのか。goo辞書先生によると、
ま-くつ【魔窟】 の解説
1 悪魔の住んでいる場所。魔境。
2 悪事を働く人間の集まる場所、特に売春や麻薬売買などが行われる場所。
なお、パタヤにおける魔窟は「お母さんと同じくらいの年齢の人がいる」「レディーボーイどころではない、女装したオジさんが混ざっている」など、訪れる人によって定義が異なるようだ。また、パタヤの魔窟は人があまり寄り付かないため、知られていないことが多い。
では、現在のパタヤにおける「シン・魔窟」とはどこなのか。実際に見てみよう。
1. t◯lephone bar
パタヤ・新魔窟ナンバー1に選ばれたのは、サウスパタヤにあるジェントルマンズクラブ「t◯lephone bar」。
過去に訪れたことのあるパタおじたちからは、「オレンジジュースだけ飲んで退散した」「二度と行きたくない」といった声が上がっている。
カワノの知人であるHN「パタヤでEDさん(50歳)」によると、「友人が2人の”お母さん”に席で両サイドから服を脱がされてこねくり回されていました。怖くなったので急いで友人を引っ張って店を出ました」とのこと。
「t◯lephone bar」の最大の特徴は、2階に上がること(通称ゴーアップ)を条件に席でパンツを脱げるということだ。ゴーアップしても部屋代込みで1300バーツとパタヤでは最安値クラス。そのため、「席でパンツを脱ぎたい!」という変態さんにはぴったりだ。
常連客であるHN「勇者さん(55歳)」によると、「店内は暗いため、目が慣れる前にゴーアップするのがベスト」とのこと(?)。
この「t◯lephone bar」は、私が紹介したところで行く人は少ないだろう。そのため、YouTuberに荒らされる心配もほぼないと言えるでしょう。
2.ソイ・カオタロー奥
「ダークサイド」と呼ばれるスクンビット通りの東側、イーストパタヤに位置するソイ・カオタロー。Soi Boonsampanとの交差点を右に曲がると、点々とジェントルマンズクラブが存在する。
交差点付近のジェントルには少し若い女性がいるものの、奥に進むほどにディープな魔窟が広がる。日本人はほとんど訪れず、そこに広がる光景はまさに異世界。店を覗くと、お母さんに女装したお父さん…。
ふたたび、HN「勇者さん」によると、カオタローのジェントルマンズクラブの接客は「パタヤ中心地に比べると、サービスが激しくないから面白くない」とのこと。実際、客層は主に大人しく飲んでいる高齢ファランばかり。ダークサイドは家賃が安いため、長期滞在のファランにとって憩いの場となっているのかもしれない。
だが、意外なことにこのエリアには内装がしゃれたジェントルも多い。店内のYouTubeで流れる懐メロを聴きながら、静かに飲みたい人にはおすすめかも。
3.ツリータウン奥
ツリータウン奥とは、セカンドロードから見て右側の入口を入ってすぐのエリアを指す。反対側の入口はそこそこ盛り上がっているものの、奥にはまさに魔窟のようなバービアが広がる。
女の子のレベルについては、HN「チョーププンプイさん(50歳)」によると「プンプイ(ぽっちゃり)を越えてもはや樽」とのこと…。
客はほとんどおらず、むしろ客が入らなすぎて潰れているバービアも少くはない。すでに廃屋のようになっている店舗もあり、このままでは奥側のエリア全体が消滅するのでは?と心配になるレベル。
ちなみに、レベルでいうとパタヤナイトバザールのすぐ横にある「MYTH NIGHT BAR BEER」もあまり変わらないように思えるが、なぜかこちらには客が入っているので不思議なものである…。
魔窟の魅力は…
ここまで魔窟についてマイナスイメージを抱くかもしれないが、実は魔窟には魅力もある。まず、メリットとして「値上げがしづらい」ことだ。
パタヤのナイトスポットは女の子のレベルが上がると、それに伴い料金も値上げする。しかし、魔窟はそもそも客があまり入らないため価格の変動が少ない。そのため、旅行者のように派手にお金を使えない人にとってはコストを抑えて遊ぶことができる。
また、ウォーキングストリートのゴーゴーバーのように「ドリンクを何杯注文しなければならない」といった厳しいルールもない。バーツ高の影響で日本人にとってタイの夜遊びは割高になりつつあるが、魔窟ではフレンドリーな接客を受けられる。
一見すると近寄りがたいが、入ってみると意外と楽しい!?興味がある人はぜひとも、魔窟に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
プロフィール
カワノアユミ
ジーダイアリー2012年にて“とんぼ”名義でライターデビュー。
現在、タイと日本を往復しながら夜の街ライターとして活動。
X:@ayumikawano
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